阿波おどりは徳島県が世界に誇る伝統芸能で、400年以上の歴史の中でさまざまな変容を遂げながら現在に至ります。この阿波おどりを保存・伝承するために作られたのが、阿波おどり会館です。

2階の「阿波おどりホール」では、昼の公演は阿波おどり会館の専属連（※連とは、阿波おどりを踊る団体、グループのこと。）の公演を見ることができます。夜の公演は有名連33連が毎日交代で1連ずつ出演し、躍動的な阿波おどりが目の前で披露されます。公演の中には「阿波おどり体験コーナー」があり、飛び入りで参加することができます。

3階の「阿波おどりミュージアム」は、阿波おどりの歴史と文化を学ぶことができるミニ博物館です。衣装や小道具、昔と今の鳴り物などが展示され、阿波おどりの変遷をわかりやすく知ることができます。昔の阿波おどりの様子を再現したミニチュアや、立体映像が楽しめる「阿波おどり3Dシアター」は人気があります。

阿波おどり会館は、他にも楽しめるスポットが盛りだくさんです。
5階は、阿波おどり会館と眉山山頂を結ぶ眉山ロープウェイの山麓駅になっています。山頂駅までの所要時間は約6分です。山頂からは、紀伊水道に面した徳島平野の雄大なパノラマを楽しむことができます。吉野川はもちろん、遠くは大鳴門橋と淡路島、天気がよければ紀伊半島を望むこともできます。

また、1階にある徳島県物産協会が運営するショップ「あるでよ徳島」では、藍染めやすだち、鳴門金時の菓子など、徳島県の工芸品や特産品を数多く販売しています。

伝統のある阿波おどりを存分に楽しめるだけでなく、様々な徳島の魅力を再発見できる阿波おどり会館にぜひ足を運んでみてください。