木場潟公園は、柴山潟（しばやまがた）、今江潟（いまえがた）とともに加賀三湖と呼ばれ、唯一干拓されずに自然のままの姿を残している公園です。周辺の田園風景と調和するように整備され、特に水郷風景は「いしかわの自然百景」にも選ばれています。周辺には、野鳥や水生植物が生息する自然がそのままの形で残っており、バードウォッチングやウォーキング、またカヌー競技の開催地としても有名です。
木場潟の外周を取り巻くように北園地・南園地・西園地・中央園地の4つの拠点から構成されています。南園地はレジャーゾーン。水や豊かな植物に触れ合えるゾーンとして、ボート乗り場や釣り桟橋、薬木園、潟の花園等があります。「潟の花園」では5月中旬～6月にかけてカキツバタやハナショウブが見頃を迎えます。貸ボートに乗って鑑賞することもできます。その他、バドミントンや、縄跳び、ボール各種（サッカー、バスケット、バレー）などの遊具が無料で借りられるのもうれしいところ。西園地は景観ゾーン。木場潟越しに白山を眺めるのが絶好のビューポイントです。初冬〜初夏には冠雪した白山を見ることができます。北園地には、健康ゾーンとして運動広場があり、ソフトボールやゲートボールなどの各種軽スポーツが楽しめます。最後に、中央園地は4つの園地の中で最も面積が広く、管理事務所と研修室を併設した公園拠点となる木場潟公園センター「メダカハウス」があります。また、カヌー乗り場や多目的グラウンド、パークゴルフなどの各種スポーツ施設が充実しており、連日カヌーの練習風景も見られます。