日本での新しい家族との出会い。東京近郊で日本の家庭を訪ねる体験

2019/11/12
2020/03/27
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サマリー

神奈川のガイドとその友人が、日本文化を共有するための究極のアクティビテ ィを組むことになりました。彼女らは、日本の地方の家を訪問する体験を提供 しており、この体験では和食の調理、着物の着用、日本の書道の練習、和楽器 の演奏の練習、それにお茶会もできます。私は日本文化の最高のものがたっぷ り詰まった 1 日を体験するために行きました。これは多くの一般的な観光客が 決して参加する機会のないものです。

日本の家は本当はどんなものなのでしょうか?

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日本を訪れる多くの外国人は、本物の日本人の家に足を踏み入れる機会はない でしょう。外部の人を自分の最も私的な領域に招き入れるというのは、多くの 日本人にとって、大変なことです。日本の家族の中には、これまで結婚相手の 実家に訪れたことさえない人がいるという話を耳にしたことがあります。この ような理由で私は、家を訪問するというこのアクティビティにすぐに興味をひ かれました。私がその日のガイドであるセツコにメッセージを送ったところ、 彼女は前もって有益な助言をくれ、私の食事制限について確認してくれまし た。ついに当日を迎えた時、私は、東京から出て旅に出たいという意欲に満ちていました。

地方に行く

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神奈川県秦野市は、新宿からわずか 1 時間の場所にある美しい小さな街です。 セツコは、特急ロマンスカーで向かうことを勧めてくれました。彼女の助言の おかげで、私は朝、混雑のストレスにあうことなく、心地よく座ることができ ました。私は乗車中に、実際に私の周りで日本が姿を変えていくのを目の当た りにすることができました。高層ビルから、小さなアパートの区画、そして最 終的には、家屋と田畑、山になりました。これが既に、東京の人たちが往々に
して逃してしまう日本の一つの側面を表していました。 私は秦野駅で下車し、セツコとそのお友だちのタエコの流暢な英語での温かい 歓迎を受けました。タエコは豪華な絹の着物を着ていました。私は深呼吸をし て、新鮮な空気を吸いました。車に乗せてもらい、9 分の場所にある最寄りの スーパーマーケットに行きました。私はこの移動で、秦野のかわいい家屋や地 方の生活をさらに踏み込んで目にすることができました。

日本のスーパーマーケットで買い物

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スーパーマーケットでは、セツコのお友だちのセツコが挨拶してくれました。 名前が同じだということで、私たちはみんなで笑いました。私はセツコのお友 だちの呼び名をつける機会をもらい、セツコ・K と決めました。彼女は私たち が訪れようとしていた家の持ち主です。私とセツコ、セツコ・K、タエコは自 己紹介を終えて、日本のスーパーマーケットに入りました。すてきな日本の女 性である私の取り巻きは、私が昼食のために食材を選ぶのを手伝ってくれ、変 わった食品について、英語で説明してくれました。みんなが常に私の食物不耐 性や、それだけでなく、嫌いなものについて確認してくれたことは本当にあり がたかったです。セツコによれば、セツコ・K は特別食が必要な人向けの食事 の準備に既に慣れているため、ベジタリアンやビーガンの人向けの食事も用意 できます。彼女の姪は、生まれつき特別食が必要だったため、それ以来、彼女 は独学で特別な食事が必要な人のための料理を覚えました。秦野では、東京で は売っていないような特定の食材や商品を見ることができました。価格も然り です。ですから、セツコとそのお友だちの力を借りて買い物をしてまわるの は、とても楽しかったです。

スーパーマーケットから少し歩いて、日本の民家に行きました。徒歩での道 中、小さな田畑や、個人で田畑を所有している人が新鮮な野菜を売っている小 さな野菜販売小屋、さらには美しい日本の古い神社までありました。何枚か写 真を撮り、みんなが楽しく過ごせるように、お祈りをしました。

本物の日本の家

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セツコ・K の家は、みなさんの知っている一般的な日本家屋ではありません。 どちらかといえば、大家族の家です。かわいいテラスと庭があり、庭には木も 生えています。家に入った時に、ツアーの最後のメンバーであるトモコが挨拶 をしてくれました。私は家の大きさに魅了されました。日本の家にしてはたく さんの部屋があり、あちらこちらに美しい芸術作品が額におさめられていまし た。私の左手には 2 つの畳の部屋がありました。私の近くには習字の道具が広 げられている座卓があり、天井近くには神棚がありました。遠くの突き当たり には、仏壇と大きな和楽器が見えました。セツコ・K の家には何世代も受け継 がれてきたものがたくさんあると彼女が教えてくれました。例えば、槍は江戸 時代のものです。

大きなリビングが両方に広がっており、ダイニングとつながっていましたが、 部屋の角にコーナーも設けてありました。そこは一段高く畳が置かれており、 中央に四角い穴が空いていました。こたつと呼ばれる小さなテーブルがその穴 の上に置いてありました。その伝統的なテーブルは、冬には温かくすることが でき、客は本物の畳の上に座りながら、足を温かく保つことができます。畳の まわりにある 2 つの壁はガラスでできているため、家族は近くに置いてある本 を読みながら、時々外に目をやることができます。

日本の料理を作る

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日本の料理は一般的に、味覚だけでなく目も楽しませてくれます。私は、見た 目だけでなく味もよくなる食材の切り方について、役立つ助言をもらいまし た。きのこは上部を十字に切るので、かわいい帽子のようです。ねぎは細く見 せるために斜め切りにします。私たちの目的は、日本の寄せ鍋を作ることでし たが、これには日本料理が付くので、一般的にはこれと一緒に楽しむ小皿料理 がたくさんあります。ですから、私は、いなり寿司の作り方も学びました。甘 味のついた豆腐の袋にご飯をつめたものです。3 人の女性が調理法を教えてくれ、私はおばたちの家に行って彼女たちと一緒に料理をしている気分でした。 さらに巻き寿司の作り方も教えてもらいました。私の作ったものの出来栄え は、私の日本の新しいおばたちほどではありませんでしたが、途中、何度も褒 められました。セツコ・K はそれだけでなく、味噌などの日本の食べ物がとても健康的な理由をたくさん知っており、私に何冊かの料理本を見せて、私の知 識を広げてくれました。

すべての準備を終えて、私たちはしゃぶしゃぶをいただきました。これは日本 の寄せ鍋で、薄切り肉をささっと温かいスープに通します。「しゃぶしゃぶ」 というのは、熱いだし汁に肉を通した時に出る肉の音だとされています。けれ ども、他にも料理がありました。そのいくつかは、事前に準備してありまし た。私は日本を旅するすべての人に、それを食べてみることをお勧めします。 外国の食べ物を試すというのは常に視野を広げてくれ、その文化により深く足 を踏み込ませてくれます。

食事をしながら、私たちはお互いの経歴について話しました。セツコとそのお 友だちは、みんな、英語の演劇グループの一員です。セツコが公式のツアーガ イドの資格を取得した時に、彼女のお友だちの全員が、外国人に日本文化の最 高の部分を楽しんでもらうアクティビティを作るというアイデアを思いつきま した。この女性たちのそれぞれに、日本文化の最高の部分を海外の国々の人た ちに見せたいという理由があります。彼女らは全員、海外生活の経験があります。

日本の着物を着る

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美しい絹の着物を着た女性、タエコが、食後に私を二階に連れて行きました。 何着かの色鮮やかな浴衣が、本物の青畳を敷いた部屋の中に広げてありまし た。私は選ぶのに迷いましたが、青い浴衣を選びました。日本の女の子が、簡 易版の浴衣でさえ、着付けをよく親戚に手伝ってもらうくらいに、着るのがと ても難しいです。タエコは着付けに慣れているので、私が浴衣を着て、帯を締 めるのを忍耐強く手伝ってくれました。着付けが終わると、私は日本のお姫様 のような気分になり、たくさんの写真やセルフィーを撮ってから次のアクティ ビティのために階下に行きました。

日本の書道を習う

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日本文化のファンならば、既に美しい習字のアート作品をいくつか目にしてい ることでしょう。時には単純な漢字一文字が意味を持ち、紙の上で墨が強烈な 表現をして感動を呼び起こします。最初に述べた畳の部屋で、私は座卓の前で 正座をして道具を見て感動していました。日本の和紙、黒い墨、ケース、竹の 筆が既に私のために広げられていました。

セツコ・K は私の隣に座り、筆に墨をつける方法や筆の正しい持ち方を教えて くれました。さらに、何枚かの紙を持ってきて、習字の特定の技法について英 語で説明してくれました。私は日本の学校で習字の時間に直線を書いたのを思 い出しました。私が自信がついたと感じてから、他の漢字の練習を始めまし た。私の筆が紙の上を滑り、私はほんのわずかの時間で上達したのがわかりま した。最後には私はとてもうれしくなり、自分の習字の出来栄えに満足し、女 性たちから拍手喝采を受けました。私は大好きな漢字の 2 つの作品をおさめて プレゼントとして家に持って帰るための紙のフレームを 2 つもらいました。

琴の演奏を学ぶ

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日本の琴は、長い弦のついた日本の楽器です。素人の目には、木を半分に切っ て、わずかに湾曲させ、何本かの弦で装飾してあるように見えます。この琴そ のものは、家庭で音楽を奏でて女性が夫を楽しませていた時代に、セツコ・K の祖母がその祖父から贈られたものです。指にはめるピックで演奏します。セ ツコ・K は、この楽器を演奏することができるので、すばらしい先生です。彼 女は「さくらさくら」を私たちに聴かせてくれ、私にも試させてくれました。 彼女は私に弦の番号を教えてくれ、私はそれに従って弦を弾きました。私が楽 器の演奏が下手なのは周知の事実なのですが、どういうわけか、彼女の励まし の言葉が功を奏し、私はいつもの音楽の壁を克服できました。私にとってはほ んのわずかの時間のように感じましたが、どうにか演奏ができるようになりま した。日本の伝統的な楽器、中でも琴のような大きなものは、普通は滅多に目 にすることがないので、触ったり、さらには演奏したりできたのはうれしいこ とでした。

日本の茶道を支える技能

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敬意、調和、純粋さ、静寂は、日本の茶道の芸術の中にある基本的な言葉で、 日本のおもてなしと深く結びついています。私は抹茶にまつわるすべてが大好 きです。私にとって日本の茶道は、その優雅な動きと儀式で、ある種の魅力が あります。セツコ・K は、岐阜県の伝統的な茶道具一式を持っています。茶会 は、その昔、ビジネスの会合でも利用されたことがあり、彼女の祖父も茶道に 長けていました。お茶の準備をする人とお茶をもてなされる人は一定の形式に 沿ってお互いに敬意を表す言葉を交わします。客人のためにお茶を準備する作 法の背後には大きな意味があります。セツコとそのお友だちは、茶会の流れを 教えてくれました。

まず私は和菓子と呼ばれる小さくて甘い特別なお菓子をもらいます。甘い豆の おいしい甘さが口の中に広がったところで、セツコから立てたばかりの味わい 深い抹茶の入った優美な抹茶碗を渡されました。感謝の言葉を交わして、タエ コと私は、抹茶碗を受け取り、いただきました。何が起きたと思いますか?飲 み終わりには、音を立ててすすることが許されているんです!茶会に参加した 後は、自分で試すチャンスです。セツコがお茶を立てる時の茶筅の使い方を見 せてくれました。私が立てたお茶は、上にふわふわの泡ができているようには とても見えず、どちらかといえば、ぶくぶくと泡立っているというかんじでし たが、セツコ・K は丁寧に受けてくれました。セツコとそのお友だちの世代の 多くの女性は、一般的に、茶道や華道、習字などの日本の芸術を学んでいるで しょう。彼女らの話を聞いているうちに、日本の文化がいかに家族の中で受け 継がれているかを知りました。

故郷から遠い家を出発

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これほどまでに 1 日が変わろうとは。たった 1 日で、私は日本のスーパーマー ケットに行き、外国の料理を作り、地元の人と話し、浴衣を着て、習字を試 し、琴の演奏を習い、お茶会をしました。これらのアクティビティはすべて、 東京では時として別々に提供されます。わずか半日でそれを全部体験すること のできる機会を知ったのはこれが初めてです。私の日本文化についての知識は、観光名所を訪れるよりも、セツコとそのお友だちと一緒に時間を過ごすこ とで一層豊かになったと強く感じています。彼女らは刺激的に私の心の琴線に 触れたからです。

茶会が終わったら、私は普段着に着替え、お別れの挨拶をしに行きました。私 はとっくにセツコとそのお友だちが大好きになっていて、さよならのハグをし ました。私は 1 日で本物の日本の家族を得たように感じました。私はセツコ に、家を訪れる体験をしてもらいたい理由を尋ねました。彼女の説明はこうで す——

「私たちが海外に行った時に見たいのは生活です。人々がどのように生活して いるかを知りたいのです。私たちの国に来た人たちは、大きな観光名所を見る ことができます。けれど、私たちが提供する体験で、彼らは人々がどのように 生活し、文化や食べ物を共有しているかを知ることができます。」

セツコとそのお友だちが提供している家を訪問する体験は、外国人が本物の日 本人の生活、食べ物、伝統、芸術を目にすることのできる、他にない貴重な機 会です。週末に箱根に行く機会があるなら、例えば、その次の月曜日に秦野の 彼女たちを訪ねることができます。いくつかの旅行を組み合わせたいなら、横 浜にも近く、鎌倉からも行くことができます。

本当の日本を知りたい外国人にとっては、これは、初対面の人を家の中に入れ ることが珍しい文化を直近で見るためのすばらしい機会です。私は既に、自分 の家族をこの体験のためにいつか連れて来ようと考えています。そうすれば、 私の家族は私の大好きな文化の一員です。私は日本の家に足を踏み入れ、1 日の家族を持つことができて感謝しています。

情報

見所

これは本当にここだけの体験です。大都市から離れた場所での生活を見て、感じて、日本の家の閉ざされた扉の内側を見ることができます。この 1 日にはアクティビティが詰まっていて、料理し、着物を着て、習字を書き、音楽を習い、茶会に参加し、忘れられない楽しい日になります。これほど多くの日本文 化の人気アクティビティが一度に体験できる割には、料金はとても良心的です。

ヒント

このツアーは食事条件によって内容を変更することができます。事前にセツコ にメッセージでリクエストすれば、滞在の内容を調整してくれます。

ガイド

セツコさんは外国からの観光客を熱意を持って受け入れ、日本文化の最高の部分を 外国人に知ってもらうことに本当に心を砕いています。彼女と彼女の友人ら が、家を訪問するこのアクティビティを作りました。この女性たちの一人ひとりが貴重な存在です。

立地

家を訪問することで、日本の本物の地方の生活を知ることができます。新宿駅 から約 60 分の場所にある魅力的な街、秦野にあります。空気はきれいで、美 しい日本の自然に囲まれています。

言語

セツコさんとそのお友だちは英語を流暢に話し、日本文化を細かく説明することに 長けています。

時間
家の訪問体験は月に 2 回、提供されています。WOW U サイトのスケジュール に合わない場合は、いつでもセツコに連絡を取って、彼女とお友だちたちが別 の日に調整できないかを事前に問い合わせることができます。通常は、秦野で 10:00 に始まり、15:00 頃に終了します。

参加者

家への訪問の最小催行人数は 2 名で、最大で大人 6 名です。お子様も歓迎します。セツコさんとそのお友だちは子供が好きで、一緒に遊ぶゲームも知っています。事前に連絡すれば、子供用の浴衣も用意することができます。

選択可能

すべてのアクティビティを選択することができる一方、一つに集中してより深 く体験したい場合は、いくつかを選択することもできます。例えば、茶道を深 く掘り下げて体験することを希望し、楽器の演奏を希望しない場合は、その調 整ができます。

内容

昼食の食材、着物の着付け体験、習字の練習、音楽教室、茶道、茶会の和菓 子。

ツアー情報

ツアー
Home visit -Experience the Japanese Life

地方の日本人の家を訪問し、人々の生活様式を知りましょう!このツアーで は、東京の南西にある小さな郊外の街に住む地方の日本の家族を訪問します。 このアクティビティに参加することで、ステキな日本人の家族と一緒に日本の 料理を作る体験ができ、一生懸命に取り組んだ後は、教えてもらいながら作っ た新鮮なオーガニック食材のおいしい料理をいただきます。ツアーでは、地元 のお店で買い物をするところから始まり、家族と一緒に彼らの台所で簡単な日 本の料理を作るお手伝いをします。目玉は、あたたかくて親切な日本の家族と 一緒においしい家庭料理をいただくことです。昼食後は、夏の着物(浴衣)を 着て、泡立った日本の緑茶(抹茶)を楽しむことができます。間違いなく、日本滞在の素晴らしい思い出になるでしょう!!

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