【白米千枚田】1000枚以上の田んぼが織りなす石川の絶景

2020/08/24
2020/08/24
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最も息を呑むような景色の一つ、「白米千枚田」。石川県能登半島にある、棚田の名所として知られています。日本海に溶け込む田んぼの絶景はもちろん、10月中旬から3月中旬にかけて行われるロマンチックなライトアップのイルミネーション「あぜのきらめき」は、一見の価値あり。

白米千枚田を訪れた際にはぜひ立ち寄りたいスポットも合わせて、能登半島の魅力をご紹介します!

どこか懐かしさを感じる棚田の風景

白米千枚田

日本の原風景:白米千枚田(©輪島市交流政策部観光課)

日本海に面した石川県能登半島にある棚田「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」。日本海を背景に、約20平方メートルと小さい水田が、4ヘクタールもの丘陵地に1,000枚も広がっている光景は正に圧巻です。

限られた面積の中で日当たりや水路を確保して、できるだけ多くの米を育てるのに適していたのが、この「棚田」という形でした。数千年前から農業が盛んな山間部の田園地帯では、山の斜面や谷間に作られた棚田を多く見ることができます。

千枚田は日本の原風景と呼ばれており、現在でも昔ながらの農法が行われています。現在の白米千枚田の景観は、17世紀から19世紀にかけて形成されたと考えられています。その独特の風光明媚な景観と歴史の深さから、2001年には国指定文化財名勝に指定され、農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれています。2011年には日本で初めて世界農業遺産に認定されました。

冬の棚田がライトアップ!「あぜのきらめき」

白米千枚田あぜのきらめき

冬のイルミネーション「あぜのきらめき」(©輪島市交流政策部観光課)

冬の代表的なイベントといえば、イルミネーション!白米千枚田でも、10月中旬から3月中旬にかけて、イルミネーションイベント「あぜのきらめき」が開催されます。LEDの光とソーラー技術が融合したユニークなイルミネーションが、日本の伝統的な風景を美しく演出します。日没後、25,000個のLEDライトが棚田を覆い、ピンクからグリーン、ゴールドそしてブルーへと15分ごとに色を変えていきます。

このイルミネーションは環境にとても優しいことも特徴的です。使用されるLEDライトは「ペットぼたる」と呼ばれ、ペットボトルの中に太陽光で充電されたLEDライトがセットされています。暗くなると自動的に点灯し、4時間経過すると自動的に消灯する仕組みになっています。

灯りに沿って歩いていくと、畑を下ったところに小さな休憩所があります。全体を歩くのに40分ほどかかるので、ここで少し休憩してから坂を登ってスタート地点に戻るのもいいかもしれません。

白米千枚田あぜのきらめき

12月限定 クリスマスツリーのライトアップ(©輪島市交流政策部観光課)

「あぜのきらめき」は半年間開催されているので、時期によってさらにいくつかのイベントが開催されます。12月には1ヶ月間クリスマスツリーのライトアップ、2月にはバレンタインデーをテーマにした1週間のイルミネーションを楽しむことができますよ。

期間中はとても冷えるので、防寒着もお忘れなく!

いつ行っても絶景に出会えます

白米千枚田

息を呑む夕暮れの景色(©輪島市交流政策部観光課)

白米千枚田は季節によって景色が変わります。 4月下旬から5月上旬、田んぼに水が溜まる時期には、白米千枚田の絶景を撮影する大チャンス!まるで斜面に何千枚もの鏡が置かれているかのように、日中は水面に春の青空と周囲の景色が映し出されます。また、見逃してはいけないのが夕暮れ時。初夏の白米千枚田の夕日は、最も美しい景色ではないかと言う人もいるほど。全体がオレンジ色に染まり壮観な光景を作り出します。

白米千枚田

季節によって表情を変える白米千枚田(©輪島市交流政策部観光課)

夏には、稲の若穂が全体を鮮やかな緑色に染め上げ、秋は黄金色に熟した稲が揺れる様子が美しく、実りの喜びを教えてくれます。四季折々の風景の1つひとつに、日本の原風景を感じることができる場所です。イルミネーション以外の時期でも、北陸に来たらぜひ訪れてみてください。

ドライブで絶景能登半島を回ろう!

ドライブ

白米千枚田がある能登半島は、マイカーやレンタカーで回るのが便利です。

白米千枚田の西側にある「道の駅千枚田ポケットパーク」は小さな道の駅ですが、地域の食べ物やお土産を購入できる人気のお店です。展望台もあり、千枚田と日本海の絶景を見渡すことができますよ。

道の駅に寄った後は、東の方に向かいましょう。名勝に選ばれている曽々木海岸を中心とした美しい海岸線や岬、400年以上前から能登地方に伝わる塩作りが体験できる塩田村が見えてきます。能登半島の歴史や文化に興味がある方は、輪島市にある「霧子会館」へ。能登の伝統的な祭りの提灯である「キリコ」の数々を見ることができます。7月から9月にかけては、ほぼ毎週末、能登半島のどこかでこのキリコ祭りが開催されるので、この時期に訪れる方はぜひ覗いてみては。日本海の新鮮な魚介類が食べたくなったら、同じく輪島市にある「朝市通り」がおすすめです。毎日200以上の露店が新鮮な海産物や野菜、干物、民芸品などを出していますよ。

スポット
Shiroyone Senmaida Rice Terraces 石川

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