【静岡 久能山東照宮】徳川家康が眠る最古の東照宮

2020/09/02
2020/09/08
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静岡県の久能山東照宮で、戦乱の時代を肌で感じてみませんか?この記事では、徳川幕府初代将軍・徳川家康をお祀りしている国宝 久能山東照宮の背景と、見どころをご紹介します。

最高の技術と芸術で建てられた全東照宮の基礎「久能山東照宮」

久能山東照宮

全国の東照宮の基礎「久能山東照宮」(写真提供:静岡県観光協会)

久能山東照宮は静岡県静岡市にある神社で、徳川幕府の創始者であり初代将軍である徳川家康の墓所です。遡ること400年以上前、徳川家康が晩年を過ごした静岡に埋葬してほしいという遺言から、当時の名工・中井正清氏により建設されました。

実は「東照宮」は日本全国にありますが、東照宮の中で最初で最古の神社であるこの神社は、ユネスコの世界遺産に登録されている栃木県の日光東照宮をはじめ、全国の東照宮の基礎となりました。

美しい装飾が施された久能山東照宮の御社殿は2010年に国宝に指定され、その他13棟の建造物は国の重要文化財に指定されています。

久能山東照宮と日光東照宮の位置に隠された意図

富士山

「不死」を象徴する富士山(写真提供:静岡県観光協会)

本殿には3つの空間があり、中央には徳川家康、その両脇には織田信長と豊臣秀吉が祀られています。

もともと徳川家康はここ久能山東照宮に葬られていましたが、家康の孫である三代将軍・家光の意向で、家康の遺骨を日光東照宮に移しました。久能山東照宮から日光東照宮を結ぶと、その途中のライン上に富士山が位置します。富士山は「不死」の象徴として信仰されていた歴史があるため、富士(不死)を通り日光に祀ることで神格化する意図があったとされています。
徳川家康の遺骨は日光にあるという説もありますが、魂は久能山東照宮に宿っていると言われています。

波乱万丈だった徳川家康の人生

徳川家康

徳川家康は、織田信長、豊臣秀吉と並び、天下統一を果たした1人です。戦国時代の内乱に勝利し、265年続いた徳川幕府で日本に平和をもたらした江戸時代の初代将軍です。

1543年1月31日、家康が生まれた時代は決して平和ではありませんでした。10歳にもならないうちに何度も人質に取られてしまいます。生涯にいくつかの名前を持っていた家康は、15歳で成人するまでのほとんどの人生を、武家の人質として過ごしました。

戦乱の世で、家康は73年の大半を戦場で過ごし、他の武家大名との間で度重なる戦を経験しました。家康は運を味方につけて、戦を切り抜け、経済基盤を築いてきました。

世界でも珍しい「太平の世」を築く

「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」という言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。家康は慎重で、抜かりなく準備をしていたと言われています。最終的には天下を取った徳川家康ですが、彼の人生には幼少期の人質生活やさまざまな敗戦や危機など、多くの苦労と忍耐がありました。同時に、戦乱の過酷な状況の中で生き抜く術も学びました。

例えば、豊臣秀吉の死去後、豊臣家が内部分裂をしたのをきっかけに、家康はそのタイミングで様々な武将を仲間に引き入れ、関ヶ原の合戦で石田三成に勝利しました。

そして、最終的には戦乱の世に終止符を打ち、260年にもわたる世界でも珍しい「太平の世」を築く大業を成し遂げます。学問、産業、文化の基礎を広く確立し、近世日本の発展に大きく貢献しました。

久能山東照宮博物館

東照宮を出てすぐのところに、徳川家康の日常品を中心に徳川家歴代将軍の武器・武具など貴重な品々が展示されている久能山東照宮博物館があります。中には、1611年に家康がスペイン国王のフェリペ3世より献上された洋時計や、40本を超える刀剣、甲冑、衣類、絵画など、2,000点以上の国宝・国の重要文化財が展示されています。

久能山東照宮の四季

久能山東照宮は美しい自然に囲まれ、海と富士山を望むことができ、1年中いつでも楽しむことができます。久能山東照宮で歴史や文化、絶景に触れてみてください。

春

梅や桜が満開の久能山東照宮は、1年で最も美しい季節と言っても過言ではありません。家康の命日である4月17日には、最も重要な祭事とされる「御霊祭」が行われます。天下太平を気づいた徳川家康に敬意を払うとともに、世界平和をお祈りします

久能山東照宮

写真提供:静岡県観光協会

梅雨明けした久能山の森は新緑に染まり、駿河湾からの潮風が心地よく、身も心もリフレッシュさせてくれます。境内は木漏れ日に照らされ、爽やかな空気に包まれます。

秋

久能山東照宮は紅葉を楽しむことができるスポットとしてもおすすめです。見頃は11月下旬から12月上旬。ロープウェイで上まで登ることができ、紅葉した山の絶景を楽しむことができます。

冬

1年の最初のイベントは、1月1日の初詣から始まります。その年の祈願のため、また久能山からの初日の出を見るために多くの人が参拝に訪れます。元旦から3日までは御屠蘇(おとそ)と御神酒(おみき)が振る舞われたり、お正月限定の授与品を頒布しています。

スポット
Kunozan Toshogu Shrine 静岡

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